嶋村 順子 演奏に活かすアレクサンダー・テクニーク
どんなレッスンがあるの?
音楽をする人のためのレッスン
管楽器 弦楽器 ピアノ 声楽 打楽器 ほか
フルート奏者でありアレクサンダー・テクニーク教師である私が、
自分の経験を最大限に使ってみなさんのお手伝いをする
私にとって最も得意分野のレッスンです。
レッスンでは、できるだけ実践的な内容をみなさんにお伝えしたいと思っています。
アレクサンダー・テクニークは
人間なら誰でも持っているバランス調整機能を目覚めさせ
自分の身体全部がやりたいことに協力してくれるようにするスキルを学ぶものです。
姿勢のバランスはもちろん、呼吸の改善も期待できます。
演奏するにあたって、自分がどんな考え方やどんなカラダの使い方をしているのか。
これまで技術や奏法にばかり注目してしまい、
演奏を行っている自分そのものへの意識は、どこか偏っていることがよくあります。
自分のやっていることを客観的に観察・分析することで、問題の本当の原因をみつけ、
解決するプランを作れるようになります。
新しいプランを生み出せるということは、新しい選択肢を増やせるということ。
自分の可能性が広がることを実感できます。
私たちはたいてい、演奏中に自分が知らず知らずにやっているクセを持っています。
アレクサンダー・テクニークを使ってそのクセをやめていくことによって、
不必要な緊張や固めを手放すことができ、より楽に自由に演奏できるようになるのです。
また、レッスンで簡単な解剖学によって身体の仕組みや働きについての正しい知識を学びます。
自分のカラダのことを知り、本来の構造や働きに沿って使えば、
驚くほど楽にやりたいことができるようになります。
こんな悩みはありませんか?
・一生懸命練習すると身体のどこかが痛くなってしまう
・演奏すると、とっても疲れる
・どうやって力を抜けばいいのかわからない
・良い呼吸・良い姿勢がわからない
・上手くなろうと頑張っているのに、なかなか成果が出ない
・いつもネガティブに考えがち
・本番でいつもアガってしまう
・先生に言われたとおりに直そうとしてもなかなかできない
・以前出来たことが今はうまくいかなくなってしまった
・今まで自分なりに努力してきたけれど、なかなか思い通りに演奏できない
・音楽が好きなはずなのに、いつの間にか苦痛になってしまっている
これらの演奏にまつわる悩みを解決するヒントが見つかるかもしれません。
レッスンでご一緒に探求するのは
・姿勢 (立って演奏するとき、座って演奏するとき)
・楽器の構えと運指 (腕や手、指のこと)
・声の出し方(発声の仕組み、アゴや表情筋について)
・ブレス (呼吸の仕組み、吐くとき吸うときのカラダの使い方)
・アンブシュア (楽で自然なアンブシュアとは) などなど
ほかに、みなさん個々に困ったり悩んだりしていらっしゃることも
一緒に考えていきます。
さまざまな「うごき」に関するレッスン
パフォーマンス スピーチ 痛み スポーツ 習い事 日常動作 など
音楽以外のどんなパフォーマンスでも、使っているのは人間のカラダです。
普段の生活でのすべての動きも、やはり使っているのは自分のカラダです。
そして、それを使っているのはあなた自身。
アレクサンダー・テクニークは、人間がやる全ての動きに活かすことができます。
アレクサンダー・テクニークのスキルとカラダの仕組みを学ぶこと、
そして自分のカラダをどう考えて使うかを学ぶことで、
これまでとはまた違った角度から自分の「動き」を見直すことができます。
今の良さをさらに伸ばし、つまづいているところを分析して解決するお手伝いをいたします。
これまで、バレエをやる方、座禅を組む方、長時間運転、長時間のパソコン作業、
肩こりや腰痛を繰り返す方などとレッスンさせていただいています。
心理面の相談に関するレッスン
人間のココロとカラダはいつも関係し合っています。ココロとカラダを分けることはできません。
その人の動きの中に、思考との関係性が現れます。
思考を変えたい時に、姿勢や動き方へのアプローチが効果をもたらすこともあります。
アレクサンダー・テクニークでは「人は心身統一体である」という考え方をします。
対人関係・コミュニケーションの悩みがある方、あがり症の方、
物事の捉え方を変えて心身ともに自由で本来の自分らしく過ごしたい方に
ココロ(考え・感情)とカラダ(動き・姿勢・ふるまい)の両面から、新しい可能性を一緒に探求します。
私自身、アレクサンダー・テクニークの学びによって
「あがり症」「人間関係においての悩み」などがすいぶん改善されました。
さらに交流分析士として、心理面で論理的なアドバイスをさせて頂けると思います。
レッスンを受けられた生徒さんの体験談
ワークショップに参加してくださった方々の感想
S.Mさん(高校生・フルート)
音色がいつもとは違うものになった感覚に驚きました。
いつもは人前だとガチガチになってしまうのですが、すごく落ち着いて吹けたので、良かったです。
リラックスできた感覚をこれから先に生かしていければと思います。
また、ほかの人のレッスンからも学べることが多かったので、すごくためになりました。
本番前に緊張した時などに、体の使い方を意識したいと思います。ありがとうございました。
呼吸法や、指回しが難しい箇所はどこを意識して乗り越えればいいか、などもっと知りたいです。
また都合が合えばぜひ参加したいです。
W.Kさん(高校生・ホルン)
最初は緊張していて思うようにに吹けなくて少し沈んでいましたが、ほかの人のレッスンを見たり聴いたりすると、心がラクになり、ミスしても良いから吹きたいように吹いていいんだなと思い、殻を破りたくなりました。今まで楽器を吹くのが苦痛だったのが「吹きたい」という気持ちにかわりました。
私の部活の指導者が少し問題があり、全部員がガチガチになっています。
みんなにこのアレクサンダーを教えたいです。楽器はもっとラクに吹いていいんだなと思いました。
今後はさらに、「吹きたいから吹く」など、プラスに考えていく考え方が知りたいです。
K.Aさん(オーボエ講師)
体の仕組み、どこに意識を置くのかが具体的にわかり、また、呼吸法などの間違った考えの改善になったので、自分だけでなく教えている生徒さん達のためにも本当に良かった!と思います。
日常生活の中での意識を変えて、慢性的な肩こりや頭痛の軽減、演奏の時の呼吸や体の使い方など、全てに生かせそうです。
M.Iさん(ヴァイオリン)
身体の構造を理解することと、それを踏まえて演奏に生かすという点がとても面白かったです。
生活で動きづらいと感じていた場面から始まり、また弾く姿勢をもう一度見直すよいきっかけとなりました。
E.Hさん(声楽家)
とても楽しく過ごせました。漠然と感じていたことが具体的に感じることができ、興味深かったです。
自分の生徒さんに発声で力を抜くことを伝えたい時に、アドバイスする方法が増えたと思います。
生活の中にも取り入れていきたいです。
H.Sさん(ヴァイオリン奏者)
前々から、身体にさからわない自然体で演奏をしたくて、以前から興味がありました。
少しわかったように思いますし、いろいろ興味も湧きました。ヴァイオリンの奏法に生かしていきたいです。
次回は、考え方、足の立ち位置、関節の緩め方、体の各部分について詳しく知りたいです。
S.Iさn(声楽)
今まで意識していなかった頭の存在について考えるきっかけになり良かったです。
日常生活(仕事)で疲れが減ると思います。ありがとうございました。
M.Hさん(趣味のフルート、スポーツほか)
いろんな動きの中に、いつも大切になることが「頭を自由に」という説明があり、
まずここから第一歩だな、(これが無意識にできるまで?)意識していきたいなと思いました。
普段の生活や、あがり症対策、楽器演奏、スポーツなどにアレクサンダーを生かしていきたいです。
10回連続レッスンを受けてくださった生徒さんの感想
M.Sさん(アマチュアフルート)
アレクサンダー・テクニークという言葉は15年ほど前にあるフルート吹きの知人から聞いたことがありましたが、
実際にはなんなのかよくわかっていませんでした。
今、私の目の前にある課題が「ブレス」でした。「ブレスが楽に吹ける」と友人から聞きつけ受講させていただくこととなりました。
実際に受けてみると、なにやら理科の教科書のような人体図や骸骨の模型等での説明で少々驚きましたが、
先生が説明してくださる内容が実にイメージしやすくだんだんわかってきました。
10回のレッスンを間をあけずにやって頂いたことも大変良かったと思います。
とはいうもののまだまだ導入ではありますので完全に習得できたわけではございませんが、
日常においてとりあえず何かをする前に一瞬考える時間が出来ました。
そしていつも「頭と首」と考えていると、ほかのことがおろそかになりがちですが、
フルートに関しては深いブレスができたりするので面白くなってきました。
今までがちがちに固まって演奏していたことに気づき、そのことをやめようとする。
そして「頭、首、楽な姿勢」と一瞬で思い吹き始めると、だんだん納得のできる音になってきたような気がします。
レッスン後半では先生が少し体にタッチしてくださると、あっと気が付き直すことができるようになりました。
今後も続けてさらに掘り下げて教えていただきたいと思います。
私はたまたまフルートというアイテムがありましたが、
スポーツをやっている方々にもアレクサンダー・テクニークが少しでもあれば、より良い結果がでるのではないかと思いました。
体が動く仕組み等が解っていれば故障や怪我が回避できたり、しにくくなるのではと思いました。
故障や怪我が少なければ選手生命も長くなるでしょうし、後進に伝えていくことができれば尚素晴らしいと思いました。
T.Sさん(アマチュアトランペット)
私は趣味でトランペットを吹く48歳です。アレクサンダー・テクニークの事はFacebookの投稿で知りました。
人体の模型や筋肉の絵など、とても興味深く、印象に残っていました。
ちょうどそのころ、友人から嶋村先生を紹介して頂き、今回のレッスンを受ける事になりました。
私のレッスンのテーマは、これからもトランペットを楽しく吹き続けたい、もっと上手くなりたい、という所から
『スタミナ』と『ハイトーン』が主なテーマでした。
まず最初に学んだことは、脱力です。
以前の私は、息を吸う時も腹に力が入っていて、四六時中、腹筋を使っていました。
吸う時に脱力して横隔膜を下げ、吹く時に筋肉を使う事を学んだことでスムーズにブレスが出来るようになり、
必要な時に必要な分、腹筋を使う事を学びました。
同時に色々な筋肉を必要に応じて意識することで、スタミナ不足の克服、ハイトーンを出すためのヒントになりました。
レッスンを受ける中で、嶋村先生が私の沢山の悩みを引きだして下さり、メンタルの面についてもヒントを頂きました。
私の話を真剣に聞いて下さり、私に合うヒントを先生の経験談などをおりまぜながら、とても楽しく、わかり易くレッスンして頂きました。トランペットを吹く時にレッスンの事を思い出しながら吹いていますが、まだまだうまく活用出来ていません。
日常生活において、いつも意識して生活出来るのが上達への近道だと信じています。
朝から晩まで意識するのは、まだまだ難しいことですが、頭の位置のことや、力を抜く事は気がつくと意識しています。
頭の位置、それを支える筋肉、脊髄のカーブ、腕は鎖骨から繋がっていること、骨盤、骨盤低筋、それぞれを支える筋肉のこと、
他にも沢山あり過ぎて整理出来ませんが、これからの日常生活を通じてトランペットを吹く時や、仕事にも活かせると思いました。
先生はフルート、私はトランペット。フルート奏者の先生にトランペットをアレクサンダー・テクニークを通じてレッスンして頂けた事、
とても新鮮で学ぶことが毎回の楽しみでした。トランペットを吹くのが楽しくて仕方がありません。
H.Sさん(アマチュアトロンボーン)
私はアレクサンダー・テクニークのことが書かれた本を持っており少し読んではいましたが、
理解しにくい部分もあり、どのようなものなのか疑問もありました。
しかし、今回レッスンを受けてみて実際に身体に起きている出来事を冷静に観察することができました。
また、楽器の持ち方や構え方についても色々試すことで実際に効果を体感することもでき、とても有意義な時間となりました。
骨格模型を使って教えていただいたので動きが目で見てわかりましたし、
骨と筋肉のつながりや肺・横隔膜の位置・動きがイメージできました。(とくに肩甲骨の動きにはビックリ!)
一人で本を読んでいた時とは理解度がはるかに違います。
まだまだきちんと意識していないとすぐにいつも通りに戻ってしまいますし、
考えすぎるとどうすればよいかわからなくなって混乱することもありますが、
「頭~脊椎、本来の長さ・・、」とキーワードを時々思い出すようにしています。
私は仕事柄パソコンの前に一日座って作業することも多いのですが、知らず知らずのうちに肩に力が入っていたことに気が付きました。
レッスンで教えていただいた「頭が自由になっているかな?」という観点で時折ふと自分を観察してみると、
余分なところに無駄な力を使っていたりすることがわかりとても面白い体験ができています。
レッスンでもお話ししたのですが、パソコン作業を一日やっても肩こりが出にくくなっています。
また、時々「頭~脊椎」と思い出すことで一度冷静になる機会になり、日常生活でも活かせると実感しています。
レッスンはとても丁寧で、理屈・原理も詳しく説明していただきました。
筋肉の図や実際の骨模型を使ったレッスンはとてもわかりやすかったですし説得力もありました。
また、「頭~脊椎」の基本は押さえつつも「こうしなければならない!」という押し付けではく、
「選択枠」を増やし自分に合ったものを選択していくような教え方でした。
「自分を信じ自分を許すこと」というキーワードも印象に残っています。
今回は短期間に一気にレッスンを受けるという若干あわただしいものでしたが、非常に面白い体験ができました。ありがとうございました。
Y.Sさん(アマチュアフルート)
レッスンでは主に楽器を中心にお願いしました。
今回のレッスンではまず始めに、演奏をする際に異常に力をこめていたことを、気付かせていただけました。
そして何よりうれしかったのが、演奏の上で自分にできる吹き方は1つしかないと思い込んでいた僕に、
まったく新しい演奏方法を提供してくれたことです。
これまで僕がやってきた、いま現在の吹き方からさらにがんばって音を良くする練習とはまったく異なる、
がんばらなくて良いところを楽にするレッスン。
これは本当に新しい体験で、とてもいい刺激になりました。
難しかったことは、今まで頼ってきた吹き方から離れるという体験が非常に怖いこと。
姿勢や行動に力を入れるのではなく楽にすること。
またそれを行うことが、身体の感覚に指標が見えづらく、意識するのになれが必要だったことでしょうか。
しかしそれによってこんなにも楽に、素敵な音を出せることに感動を覚えました。
また、先生は演奏を無理に変えるのではなく、自分が必要でほしいと思った部分を習得していけば良いと言ってくださいました。
演奏を完璧に変えるということではなく、吹き方の手数を増やすことができるという考え方もうれしかったです。
レッスンを終えて、1番大事だったと思ったのは、自分の感覚を大切に意識するということ。
指示された姿勢の型に身体をはめるのではなく、バランスがとれていることを自分が意識し、自分が楽でいること。
日常生活の中で、それは姿勢・行動だけでなく、思考に関しても同じということを、先生自身の実体験を交えて教えていただきました。
今回は僕の都合により、短い期間でほぼ毎日受けるという少々無理な日程でお願いしてしまいました。
もうすこしレッスンごとの機会を長くし、日常のあらゆる場面で試してみる、また試してみて慣れることで感じられることなど、
長い期間ならば学べることがもっと増やせたなぁと思います。
それでも今回のレッスンは僕にとって数々のとてもイイ経験をさせてくれました。本当にありがとうございました。